ゲームオーディオ制作のベストチョイス

Nuendo は、ますます高度に、複雑になるゲームオーディオのワークフローを研究し尽くした DAW です。ゲームオーディオ業界のニーズを吟味し、インタラクティブミュージックや膨大なサウンドアセットの作成に最適化した最新機能を搭載。また BGM や効果音、ダイアログなどゲームオーディオの実装に欠かせないミドルウェアと一体化した革命的な連携機能 "Game Audio Connect" など、他では得られない最高のワークフローを実現します。

Game Audio Connect

Nuendo 7 で搭載した Game Audio Connect は、Audiokinetic のミドルウェア Wwise へのオーディオファイル転送を可能にし、ゲームオーディオ制作に革命をもたらしました。従来のシステムでは DAW 側での無数のファイルの書き出しと、ミドルウェア側での読み込みが必要だった転送作業ですが、Game Audio Connect を用いれば、簡単なドラッグ&ドロップ操作により、必要なオーディオファイルを直接レンダリングし送信することができます。また Nuendo プロジェクトをミドルウェアから直接作成するなど、ミドルウェアのエディターとして Nuendo を使用することも可能です。Game Audio Connect には Wwise の他、CRI・ミドルウェアのゲームオーディオミドルウェア ADX2 も対応し、さらに幅広く活用できます。

インタラクティブミュージックの制作

楽しさとチャレンジが常に同居するゲーム音楽の制作ですが、Nuendo は他の追従を許さないワークフローでインタラクティブミュージックの作曲を手助けします。サイクルマーカーに基づいた音楽セグメントの作成、複数のバスへの割り当て、エフェクト適用も可能なインプレイスレンダリング。そして作成した楽曲のインタラクティブ要素(オーディオ、MIDI トラック、サイクルマーカー、キューマーカーなど)は、ドラッグ&ドロップだけで Wwise に転送することができます。

サウンドデザイン

ひとつのオーディオファイルからさまざまなバリエーションを自動生成し、ゲームのシチュエーションに応じたファイル作成に役立つ Randomizer をはじめ、声を自在に変更する VoiceDesigner、物体移動をリアルに再現する Doppler など、実用的な VSTプラグインとプリセットを満載。あらゆるオーディオをインストゥルメントのように扱えるサンプラートラックでは、MediaBay やプロジェクトからドラッグしたオーディオファイルのサンプルを半音階ずつ再生し、フィルターやコントロールを使って自在にサウンドを操作できます。選択クリップにエフェクトや処理を一度に適用できるダイレクトオフラインプロセシングは作業を大幅にスピードアップ。これらはすべて、連続作業を省きクリエイティブな作業に集中できるための、Nuendo ならではの機能です。

リストを用いたイベント名変更

ゲームのダイアログは通常、多くのオーディオアセットがゲームの展開によってインタラクティブにトリガーされることで構成されます。ひとつのダイアログが10以上のオーディオで構成されることもあり、これら膨大なイベントがゲームエンジンによって正しく認識され、再生されなければなりません。Nuendo はこれらの命名、名称変更を自動化。関連するデータを含んだ .csv ファイルを読み込むことで、アセットに適切な命名を行えます。また並べ替え、編集、結果のプレビューも可能。手動で名前変更をすれば数週間もかかりかねないこの作業を、Nuendo ならものの数秒でこなします。

イベントの書き出し

ダイアログトラック、サウンドエフェクト、インタラクティブミュージックは個々のオーディオアセットのグループであり、プレーヤーと特定の物体やキャラクター、状況の相互作用によってトリガーされます。Nuendo プロジェクト上のアセットはすべて、素早くファイルとして書き出したり、Game Audio Connect により直接ミドルウェアに転送することができます。トラックやマスターチャンネルのインサートプラグインをレンダリングする、MIDI イベントをオーディオ化する、命名規則を適用する、などのオプションも豊富に揃い、選択した複数のオーディオファイルを新しいトラックとしてレンダリングすることも可能です。

Perforce によるバージョン管理

Game Audio Connect は広く使用されるバージョン管理ソフトウェア Perforce とも密接に統合。Nuendo プロジェクト上での変更のすべては自動的に Perforce に送信されるため、手動での相互の管理は不要です。