Dorico チームにはどれくらい在籍していますか? チームに加わったきっかけはなんでしょう?
2年半前に Dorico チームに加わりました。Steinberg で働けること、特に Dorico の仕事に携われることは私の理想でした。テクノロジーによって人々の芸術性や創造性を発展させる、ということがとても魅力的でした。私はプロミュージシャンではありませんが、音楽への情熱と愛を発揮できるこの仕事は、私にぴったりだとすぐに思いました。
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By Anne Reis
楽譜作成ソフトウェア Dorico 4 のリリースを記念し、Dorico を開発し育てているチームの声をご紹介しましょう。Dorico のマーケティングマネージャーを担当する Anastasia Nikolaou による、製品開発や成長への考えを、ハンブルクの Steinberg からロンドンの Dorico チームへのインタビュー形式でお届けします。
こんにちは、Anne! 話す機会が持てて嬉しいです。
Dorico のマーケティングマネージャーには多くの仕事があります。新しいマーケティングキャンペーンの展開、開発戦略、ブランド向上策、デジタルマーケティングのプラン、Dorico のための面白いコンテンツのプロデュース、などなど。最近は主に、Dorico 4 のリリースに伴ったマーケティング的観点からのニューリリースの準備に集中していましたが、それ以前は、キャンペーンのための写真撮影やビデオ制作のオーガナイズも手掛けていました。
フォトグラファーとの連絡、キャンペーンの顔となる人選、そして何より重要なのは写真撮影がスムーズに行われ、締め切りに間に合うように管理すること。また、多くの同僚とコラボして、広告やウェブサイトの新しいページ、アセットの準備、ニュースレターキャンペーンの連絡などさまざまなことをやっていました。
2年半前に Dorico チームに加わりました。Steinberg で働けること、特に Dorico の仕事に携われることは私の理想でした。テクノロジーによって人々の芸術性や創造性を発展させる、ということがとても魅力的でした。私はプロミュージシャンではありませんが、音楽への情熱と愛を発揮できるこの仕事は、私にぴったりだとすぐに思いました。
私がチームに加わったとき Dorico は比較的新しい製品でした。これはとても大きな挑戦だと思いましたし、こんな強力な製品を作ったチームに加われることに私は惹かれました。私の役割はブランドの認知を高める手助けをすること、ニッチなマーケットでの製品の位置を確立すること、そして Dorico のシェアを拡大することです。Steinberg で仕事をする前、私はエンターテイメント業界のソフトウェア企業でマーケティングを担当していました。その前は TV 業界で働いていたんです。
私はこれまでの経歴から、マーケティングの経験やビデオ制作のスキルを組み合わせることができるという強みを持っていました。それに加え Dorico のために必要となるビデオや写真撮影は、私が心から楽しめる仕事でもありました。これらすべての理由から、私は Steinberg そして Dorico の素晴らしいチームの一員として働けることをありがたく、幸運だと感じています。
日常業務はさまざまです。キャンペーンの計画や実行、Dorico ソーシャルメディアチャンネルのコンテンツ作成やスケジューリング、新規や既存のパートナーやスポンサーのケア、などなど。私たちの製品をエンドユーザーにとって身近な存在にするための方法を考え、製品のブランド認知を上げることはとても重要です。それには日々の絶え間ない仕事や努力が必要です。それに加えて私は、私たちのキャンペーンの効果や販売実績を定期的にモニターし、解析プラットフォームをチェックすることで、将来のキャンペーンをより向上するための学習を行なっています。
私のよくある日課としては、まずメールをチェックし、その日の計画を練ります。その後 Dorico の定例ミーティングに参加します。ミーティングでは Dorico チーム全員が何に取り組んでいるかを共有し、これが私たちチームの結束を高めてくれます。特にこのパンデミック期間中、この毎日の連絡は、私にとってもチーム全員にとってもこれまで以上に重要であったと思います。
私たちは総勢18名で、ロンドン市内のオープンプランオフィスで一緒に働いています。しかしここ2年間は状況が異なり、コロナ禍のために2020年3月からは自宅からのリモート勤務を行なってきました。Steinberg 本部の同僚と同じですね。
Dorico は Steinberg 内の小さなサブチームですから、ハンブルクにいる私たちの同僚とコラボレートし、さまざまなリソースや専門知識に影響を及ぼし合うことができるのは素晴らしいことだと思っています。
私たちは同じ Steinberg のファミリーです。私たちの企業文化はコラボレーションとチームワークを評価しますし、それは日常的にも明らかです。私はさまざまな部門の多くの同僚と密に業務を行います。たとえば広告についてコミュニケーションチームと、ウェブサイトの新しいページや次のセールスプロモーション、オンラインキャンペーンのためのデジタル広告やニュースレターのために、デジタルユニットチームと協業したり。さまざまな人々とコラボすることを私は楽しんでいます。チームワークを強く信じていますし、Steinberg の全員のハードワークがなければこれらは実現できませんからね。
うーん、これを難題と捉える人もいるでしょうね。でも私は正直、そうは思っていません。特にパンデミックのせいですべてがオンラインにシフトした最近では、Steinberg も Dorico チームも、どのみち全員がリモートワークをしているわけですし。今ではオンラインミーティングが誰にとってもスタンダードになっていますよね? テクノロジーはこれまでもずっと、優れたツールであり続けました。我々にとっての多くの障害を乗り越えるために力になってくれたし、距離という問題も克服してくれたんだと、私は思っています。
このメジャーリリースに関われて嬉しいです。開発チームのハードワークと、Dorico チーム全員の努力の成果です。この新バージョンは主に、ユーザーの楽譜作成におけるワークフローをリフレッシュし、最初の閃きから楽譜の完成まで、素早く簡単に成し遂げられるように、という視点で開発されています。多くの新機能が搭載されていますが、たとえば記譜モードでのキーエディターや、DAW からのデータ読み込みをスマートに高速化する強力な MIDI インポートなど。他にも盛り沢山です。
Dorico はどのバージョンにおいても、作曲に必要な処理をより簡単にし、人々がソフトウェアのことを意識せず、音楽を作ることだけに集中できるように、という目標を持って進化を続けています。私がこのチームがすごいなと思うのは、ユーザーコミュニティに常に耳を傾け、コンスタントにそのフィードバックを次のバージョンやメンテナンスアップデートに反映させている、ということです。これが製品の成功の秘訣だと私は感じています。私は Dorico はユーザーのニーズに常に寄り添っていると思いますし、これが私がこのチームを誇りに感じる理由です。
その通りです。開発は生きた仕事であり、毎日、継続的な業務を必要とします。したがってリリースの直後から、開発チームはその次のバージョンに向けて、さらに新しい機能や改良にかかっています。
私はミュージシャンではありませんが、キーボードやピアノを弾きます。キーボードのレッスンを9年ほど、ピアノのレッスンを2年ほど学生時代に受けたので、楽譜の読み書きはできます。でも最近はあまり練習できていませんね。
これからは私自身のメモリーをリフレッシュさせるためにも、ピアノレッスンを再開し、もっとピアノを弾こうと考えています。大好きなことですからね。
自由時間に絵を描くことがいつも好きでした。この6年間では、定期的に趣味として絵を描いてきました。絵画はとてもクリエイティブなだけでなく、ストレスを解消してくれるし、自分自身をリラックスさせてくれるんです。また、テニスを週に二回やるようにしています。これは楽しんで欠かさずやっていますね! テニスは身体のエクササイズになり、たくさん走るので、毎日ラップトップの前で長時間座っている私にはとても大事なことです。
私にとって音楽は表現手段ですが、一方でリスナーとしても感情を喚起してくれることでもあり、さまざまなジャンルの音楽を、気分や時間に合わせて聴いています。ジャズからロックまで、またポップからエレクトロニックミュージックまで聴きます。アーティストでいえば、レナード・コーエン、デヴィッド・ボウイ、エラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモン、エディット・ピアフ、そしてニコラス・ジャーなどが好きです。またバンドも好んで聴きますよ。ピンク・フロイド、ポーティスヘッド、クイーン、ニルヴァーナなど — これらはほんの一部ですが。